東洋医学の病理/経脈病証

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東洋医学

経脈病証 

十二経脈病証 

経脈病証には是動病と所生病とがあります。

  • 是動病
    原発的に経に症状が現れ、
    続発的に臓腑に影響が及ぶ
  • 所生病
    まず臓腑に発し、後に経に影響して症状
    を現わす 

実際の臨床現場において、この2つを厳密に区別する必要はあまりないですが、経脈病証において以下に挙げる点をしっかり押さえることが重要です。

  • どの経脈の病証であるか
  • 経脈の流注
  • 臓腑の生理機能

東洋医学/経脈と経穴

東洋医学における臓腑

手の太陰肺経の病証 

  • 喘咳
  • 息切れ
  • 胸苦しさ
  • 上肢前面外側の痛み
  • 手掌のほてり 

手の陽明大腸経の病証 

  • 下の歯の痛み
  • 鼻閉
  • 鼻出血
  • 咽の腫れ・痛み
  • 上肢後面外側の痛み
  • 示指(人差し指)の痛み 

足の陽明胃経の病証 

  • 躁状態
  • 鬱状態
  • 鼻閉
  • 鼻出血
  • 消化吸収の異常
  • 腹鳴
  • 腹水
  • 顔面麻痺
  • 前頸部の腫れ
  • 前胸部・腹部・鼠径部・下肢前面外側・足背の痛み
  • 足の第3趾の麻痺
  • 上の歯の痛み 

足の太陰脾経の病証 

  • 舌の根元の痛み・強ばり
  • 腹部膨満感
  • 嘔吐
  • 曖気
  • 軟便
  • 下痢
  • 全身倦怠感
  • 胸苦しさ
  • 心窩部の痛み
  • 下肢内側の腫れ・痛み
  • 足の第1趾の麻痺 

手の少陰心経の病証 

  • 心臓部痛
  • 咽の渇き
  • 上肢前面内側の痛み
  • 手掌のほてりと痛み 

手の太陽小腸経の病証 

  • 頸が腫れ後ろを振り返ることができない
  • 肩・上腕の激しい痛み
  • 咽・顎の腫れ・痛み
  • 難聴、頸・肩・上肢後面内側の痛み 

※消化器系の症状はない 

足の太陽膀胱経の症状 

  • 目の痛み
  • 鼻閉
  • 鼻出血
  • 頭頂部・後頭部痛
  • 精神錯乱
  • 体幹・下肢後面の痛み
  • 痔疾
  • 腓腹筋の痛み
  • 足の第5趾の麻痺 

足の少陰腎経の病証 

  • 嘈雑(空腹感はあるが食欲はない)
  • 顔色が黒ずむ(五色)
  • 口が熱し舌が乾く
  • 咽が腫れて痛む
  • 下痢
  • 呼吸が苦しく咳き込む(納気の失調)
  • 血痰
  • 立ち眩み(五労
  • 寝ることを好んで起きたがらない
  • 心配性でビクビクする(五志)
  • 腰部・大腿内側の痛み・冷え・痺れ、足底のほてり 

手の厥陰心包経の病証

  • 心臓部痛
  • 動悸
  • 胸苦しさ
  • 顔色が赤い
  • 精神不安定
  • 腋の腫れ
  • 上肢の引きつり
  • 手掌のほてり 

手の少陽三焦経の病証 

  • 発汗
  • 難聴
  • 耳鳴り
  • 咽の腫れ
  • 目尻から頬の痛み
  • 耳後部・肩上部・上肢後面の痛み
  • 薬指の麻痺 

足の少陽胆経の病証 

  • 口苦
  • ため息
  • 顔色のくすみ
  • 顔の皮膚がカサカサして艶がない
  • 頸の腫れ
  • 側胸部が痛み寝返りがうてない
  • 目じり・側頭部・顎関節・鎖骨上窩・体幹外側・下肢外側の痛み
  • 足部外側のほてり
  • 足の第4趾の麻痺 

足の厥陰肝経の病証 

  • 腰痛があって寝返りも起き上がることもできない
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 咽の渇き
  • 顔色がすすけて青黒くなる
  • 男は睾丸が腫れる・女は下腹部が腫れる
  • 遺尿・尿閉
  • 季肋部の腫れ 

奇経八脈病証 

任脈の病証 

  • 疝気(急性の下腹痛) 
  • 帯下
  • 月経異常
  • 腹部皮膚の痛み・痒み

督脈の病証 

  • 背骨の強ばり
  • 頭痛
  • 足の冷え・痛み
  • 痔疾
  • 下腹部から胸までの突き上げる痛み
  • 心臓部痛
  • むくみ
  • 水腫
  • 遺尿
  • 不妊 

衝脈の病証 

  • 逆気(悪心・嘔吐・眩暈・頭痛)して下痢 

帯脈の病証 

  • 腰は水中に座っているときのように冷え、フワフワして座りが悪い 

陰蹻脈の病証 

  • 陽が緩んで陰がひきつる 
  • 外果以上または後ろ半身の症状は緩やかで、内果以上または前半身の症状は急激

陽蹻脈の病証 

  • 陰が緩んで陽がひきつる 
  • 内果以上または前半身の症状は緩やかで、外果以上または後半身の症状は急激
  • 目が痛む 

陰維脈の病証 

  • 驚き、恐れ、心臓部痛に苦しむ 

陽維脈の病証 

  • 全身倦怠、寒熱に苦しむ 

六経病証 

寒冷性の外邪(風・寒の邪)に侵襲されて起こる傷寒病の経過を6つに分けて解説したもの 

六経病 

①太陽経病

頭頂部が痛み、腰背部が強ばる 

②陽明経病

目が痛み、鼻が乾き、安臥できない 

③少陽経病

胸脇痛、難聴 

④太陰経病

腹中脹満し、咽喉が乾く 

⑤少陰経病

口・舌が乾く 

⑥厥陰経病

胸が苦しく、陰嚢が縮み上がる 

三陰三陽病(六病) 

三陽病・・・実証 

三陰病・・・虚証 

①太陽病 

病位は表、脈は浮、悪風、悪寒、発熱、頭項強、頭痛 

病期の初期状態 

②少陽病=半表半裏 

病位は半表半裏、脈は緊または弦、往来寒熱、胸脇苦満、口苦 

③陽明病 

病位は裏、壮熱、悪熱、大汗 

④太陰病 

病位は裏、下痢、脾陽の機能が低下 

⑤少陰病 

病位は裏 

⑥厥陰病 

病位は裏、手足の冷え 

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