東洋医学の基礎

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東洋医学

東洋医学の基礎

東洋医学とは、東洋で発達した固有の医学です。起源は約2000年前の古代中国医学といわれています。

東洋医学に興味がある方は、是非この基礎を理解してください。ここを理解すればおもしろい学問ですよ。

東洋医学の特徴

多くの日本人の方にとって医学といえば西洋医学であり、東洋医学は馴染みがないものとなっています。考え方も独特で、初めは理解しにくいものかもしれません。

東洋医学を知るうえで、基本的な特徴を以下に挙げていきます。

 天人合一思想(天人相応) 

  • 人体の形や機能が自然と相応しているとする思想 
  • 自然界を大宇宙、人体を小宇宙とする
  • 自然界の出来事と人体の生理・病理・疾病の発生などは同じ法則である

 心身一如の医学 

  • 心と体は一体のものであり、人体のあらゆる機能は心と体の相互作用によってなされる 
  • 精神状態や感情の動きを病因とする
  • 身体的な異常は精神活動に影響する

 有機体としての生命観 

身体各部が関連しあって一つの生命体として機能している 

 相対的認識思想 

陰陽 表裏 虚実 補といった相反する概念によって相対的にとらえる 

瀉・・・足りていない気を補ったり、充満している気を除く

 病を全体的にとらえる 

  • 病因・症状・体質・精神状態などを総合的にとらえる
  • 治療は全身的な調整を行う
  • 病気をみるのではなく、病人をみる
  • 病気を治すのではなく、病人を治す 

 診断即治療 

  • 病名を診断するのではない
  • 患者を全体的にとらえ、診察により得られた結果を基に証を立てる
  • 証に随って治療を行う・・・「随証療法」 

※証・・・東洋医学的な診察法を用いて患者を全体的にとらえて導き出された患者の病像

 独特の生理観・疾病観 

  • 生理観・・・気血 臓腑 経絡 
  • 疾病観・・・正邪の盛衰 気血の虚実 

 未病を治す(治未病) 

これから起ころうとする病気や半健康な状態を健康レベルに回復させる 

 

陰陽論 

陰陽とは、事物の性質を表す概念であり、その相互作用から様々なことを考えていきます。

  • 陰は静的・消極的・寒冷的・下降的 
  • 陽は動的・積極的・温熱的・上昇的 

陰陽相互の関係 

 陰陽互 

互いに相手の存在によって存在し得る関係 

例)夜があるから昼がある。上があるから下がある

 陰陽の対立と協調 

生命現象は陰陽の統一によって行われている 

例)陰は身体を冷やし、陽は身体を温める 

 陰陽消長 

陰が不足すれば陽が優勢となり、陽が不足すれば陰が優勢となる・・・陰陽の量的な変化 

 陰陽転化 

陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる・・・陰陽の質的な変化 

 陰陽可分 

陰陽の段階のこと

陰中の陰 陰中の陽 陽中の陰 「陽中の陽」 

例)胸腹部の胸部は「陰中の陽」(胸腹部は陰に属し、その中で胸部は上部に位置するため陰の中での陽)

 陰陽制約 

陰陽は互いに抑制しあうことによりバランスをとるように作用する関係 

 

五行論 

 木・・・曲直(木の枝が自由にのびていく状態。成長・発散・昇発を促す) 

 火・・・炎上(温熱・上昇、炎が上に向かって燃える状態) 

 土・・・稼穡(種まきと収穫、土が農作物を育てる状態) 

 金・・・従革(変革、形を変えていく状態、清潔・粛降・収斂) 

 水・・・潤下(水が高い所から低い所に流れて潤す状態、滋潤・寒涼・降下)

 

 

五行の生克説 

 相生関係(母子関係) 

  • 木火土金水の順に次にくるものを生む関係 
  • 木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生じる
  • 育成・保護・援助の関係 

 相剋関係 

  • 木火土金水の順で1つおいた先の相手を抑制する関係 
  • 木は土を剋し、土は水を剋し、水は火を剋し、火は金を剋し、金は木を剋す
  • 抑制・支配の関係

 復勝(勝復)関係 

母がその相剋関係にあるものによって抑制されているとき、その子が相剋関係によって母を抑制しているものを抑え、全体として平衡状態を保とうとするもの 

 相乗 

相克の度が過ぎて、正常な制約の程度を越えること 

 相侮(反剋) 

本来なら剋されるべきものが強すぎて剋するものを侮り虚弱にしてしまうこと 

五行色体

自然界における様々な事柄や人体の諸器官、生理現象、疾病の際の症状などを五行に当てはめたものを五行色体といいます。

五行           
五臓           
五腑    小腸    大腸  膀胱 
五竅           
五役           
五主    血脈  肌肉  皮膚   
五支           
五華           
五色           
五香           
五味           
五声           
五音           
五液           
五変           
五病           
五脈           
五志           
五精           
五労           
五季      長夏     
五気      湿     
五方      中央  西   
五能           
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